つい掻いてしまう方へ

かゆみを感じてしまうと、つい掻きたくなってしまいますが、
爪がのびている状態で掻いてしまうと、
肌のバリア機能が壊れて傷になります。
そうなると皮膚状態が悪化し、
かゆみが更に増し、悪循環に陥ることがあります。

どうしても掻いてしまう場合は、
傷を最小限にする為にも、爪を短く切り、
ヤスリで爪を丸く磨いてください。

掻いて傷を作ってしまうと、
その傷を治す為に数週間かかります。

意識してなるべく掻かないようにするのが望ましいです。

患者様からのお話を聞いていると、
「日中は我慢できるけど、寝ている間に無意識に掻いている」
とおっしゃる方が多いです。

「寝ている間に掻いてしまい、起きたら傷が出来ていた」とならない為に、
綿の手袋をして寝ることも一つの方法です。

かゆみは、冷やすことで軽減されます。

かゆみが出たら保冷剤で冷やす、
掻く前にかゆいと感じたらこまめに外用薬を塗布するなど
対策をしてください。

冷やしておいた外用薬（ローションやゼリー）を塗布すると
痒みの軽減につながります。