医療法人社団　爽治会

こんにちは♪国沢内科医院です。
立冬も過ぎ、ますます寒さが増してきた今日この頃です。
皆様、元気にお過ごしでしょうか？

そんな中、今回はストレスマネージメントについて、少しお話しようと思います。

初めに、ストレスについて簡単にまとめると以下の３つになります。

・ストレスは悪いことばかりではなく、パフォーマンスの質や量を上げる
　良い側面もある。
・ただし、負荷がかかり過ぎてしまうとパフォーマンスは低下する。
・ストレスがかかり過ぎてしまうとストレス反応として心身や行動に変化が現れる。

そして、ここから
ストレスへの対処＝ストレスマネージメント
についてです。

ストレスにはどのような対処方法があるかご存じですか？
みなさんの中には「ストレスは発散する」と考える方もおられると思います。
発散や解消も一つの方法ですが他にもやり方があるんです。大きく分けて３つです。

①ストレスを回避する
　ストレスを受けることで心身のダメージが大きくなって回復に時間がかかるような
　場合は避けることも大事な手段の一つです。

②ストレスを小さくする
　負担を軽くするために、他の人に手伝ってもらったり、相談したりする。
　自分の内面に関係するもの（嫌な事、やりたくない事、気が進まない事をやる必要
　あるときや自信を無くしてしまう時など）は、自分の考え方や物事の見方を変える
　ことでストレスと感じる程度を軽くする。

③ストレスを発散・解消する
　動的なものとしては体を動かしたり、カラオケをする、友達と遊ぶなど活動的な
　ものがありますが、静的なものは物作りをしたり、音楽を聴く、人と話すなど
　あります。
　

②の「自分の考え方や物事の見方を変える」についてですが、簡単にいうと
プラス思考なものの考え方でしょうか。

短所を長所に据え直す試みがあります。
例としては以下のようなものがあります。

〇飽きやすい・長続きしない　　　→好奇心旺盛・切り替えが早い
〇我慢ができない・忍耐力がない　→正直・見切りが早い
〇落ち込みやすい　　　　　　　　→物事を深く考える・生真面目
〇いい所がない・短所ばかり　　　→悪い所に気づく・直そうとしている
　　　　　　　　　　　　　　　　　自分と向き合っている
〇自分が嫌い　　　　　　　　　　→完璧主義・向上心が高い
　　　　　　　　　　　　　　　　　自分に厳しい（簡単に自分を認めない）

見方を変えると、場面が変わると、短所が長所になりえますし、その逆も
起こりうるのです。
ですから、柔軟に物事が見られるような力をつけておけると、自分の気持ちが
とても楽になるかもしれませんね。