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イワサキ通信3/1(水)
掌蹠膿疱症
掌蹠膿疱症は、手のひらや足の裏に膿疱(うみをもったぶつぶつ)が次々出来る病気です。繰り返し出ると、この皮膚が赤茶けて厚くなり、皮膚の表面の角質が厚くはがれたものが時に皮膚のひび割れをおこし、ひどくなると指が曲がらなくなり歩くことも出来なくなります。
発疹は、手のひら・足の裏以外に、膝や下肢・肘などにできることもあり、多くは赤い班で表面の角質が厚くはがれたものがついています。爪も、脆くなったり凸凹が出たり、黄色く濁ることがあります。10人に1人くらいは骨か関節の病気を伴いますが、特に胸骨・鎖骨の関節が腫れて痛むことが多いようです。
この病気は、ほかの人にうつることはありません。経過は慢性ですが、1年から数年のうちにかなりの人が軽くなったり、治ったりしてきますので、決して不治の病ではありません。根気よく治療を続けることが大切です。
《日常生活の注意》*一般的な注意
安静を必要とする病気ではありませんので、日常生活は健康な人と同じにして差し支えありません。しかし、規則正しい生活を心がけ、睡眠不足や過労にならにようにします。精神的ストレスは病気を悪化させますから気をつけましょう。
《生活環境》
住居は、清潔なほこりの少ない日当たりのよい環境が最良です。 特にアレルギー体質のある人は、アレルギー性慢性鼻炎や蕁麻疹を起こさないようにし、起きたら早く治療しないといけません。入浴は毎日行ったほうが良いのですが、温泉の素、湯のはななどは使わないでください。
《衣類や履物》
直接肌につくものは綿がよく、靴下も綿製品が良いと思います。靴は通気性の良い物にし、なるべく履く時間は短くしましょう。
《食事や嗜好品》
毎日変わった種類の食事を摂る事を心がけます。ビタミンやミネラルを不足しないようにし、香辛料やコーヒーはあまり多く摂らないようにします。タバコは病気に悪いので止めましょう。アルコール類もほどほどにしましょう。
《スポーツやレクリエーションその他の趣味》
精神的にもリラックス出来るようなスポーツや趣味はぜひ続けてください。しかし手のひらや足の裏に絶えず摩擦や刺激のかかるようなスポーツ(バレーボール・テニス・サイクリング等)は不適当です。 また、塗料・溶剤・防腐剤・現像剤・染料等の皮膚を刺激しやすいものを必要とする趣味は好ましくありません。
《家庭での治療上の注意》
感染性はありませんので、消毒で手足を洗う必要はありません。しかし、局所を清潔に保つことは必要ですので、入浴時には普通の石鹸で洗ってください。 家庭での手当ては外用が主になります。外用は医師の指示に従ってつけてください。全身の管理も大切です。身体のどこかに故障があったり、化膿していたりするとすぐ病気にひびきますから、どんなに軽い故障でも早く治すようにしましょう。特に口の中の管理は大切です。扁桃腺が腫れたり、虫歯があったり、のどが痛かったりすると、すぐ手のひらや足の裏に影響しますから、これらの病気はまめに治しましょう。
爽治会では掌蹠膿疱症の患者様へのお薬もご用意しております。お気軽にご相談ください。
2006年03月01日
コメント
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投稿者 Iddi Amin : 2006年05月16日 06:08