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血液検査
アトピー(atopy)という言葉はギリシャ語のatopiaからきているそうです。
このatopiaとは、『分類できない』と言う意味があるそうです。
つまり「アトピー性皮フ炎」とは、今日の医学では分類できない皮フ炎ということなのでしょうね。
このアトピー性皮フ炎の体質と現在の状況を知るための目安に当クリニックでは、血液検査を行います。この検査で、主に非特異的Ig-Eと好酸球の数値を参考にします。難しい・・・私は始めて聞いたとき???でした。非特異的Ig-Eとは、もともとIg-E抗体をつくりやすい体質、つまり、外から入ってくる抗原物質=アレルゲン(ダニ、ハウスダスト、卵、牛乳等)に対してアレルギー反応を起こしやすい体質の値を言うそうです。基準範囲は170IU/ml以下とされています。好酸球とは、白血球の一種で、体にアレルギー反応が出ると増加するものです。基準範囲は、0〜6%とされており、これを超えると今現在アレルギー反応を起こしているということです。あくまでも参考数値であって、数値に表れなくても、いろいろな疾患として現れる場合もあるようです。
もしかして私も?!という方は、一度血液検査を受けにみえてはいかがですか?自分の体質を知るのは、治療への第一歩だと思います。
2005年09月01日 | 記事ページ
漢方は、中国医学の輸入とその模倣から始まった日本の伝統医学で、江戸時代に独自の発展を遂げ、今日では約400種類の薬草の組み合わせでできています。
中医薬は、中国で2000年以上の間に研究改良を重ね、その種類を増やし、植物類11,146種、動物類1,581種、鉱物類80種にも及んでおります。
爽治会で使用している薬は、中医薬成分を当方で配合したオリジナルです。これは、中国の免疫治療を基に試行錯誤の上、極めて効果の高く、副作用もほとんどない(一部内服薬でお腹がゆるくなる可能性があります。)薬を完成させました。もともと、アトピー性皮フ炎とは、免疫性の病気であり、本来人間が持っている免疫力や自然治癒力を高めることによって、症状は改善されると考えられます。当方は内服薬による体の内部から免疫力を高める治療を基本とし、外用薬により、赤味、かゆみ、痛み等の苦しみを軽減させます。(妊娠中の方、授乳中の方、一部軽症の方は、外用薬のみの治療となります。)もちろんステロイドは一切使用しておりません。その為、炎症を抑える効果は、ステロイドを使用している薬より劣りますので、塗る回数を増やしていただくようにしていただいております。今現在ステロイドを使用している患者さんには当方の薬との併用をお勧めしております。ステロイドの使用を急に止めた場合、リバウンドで症状が悪化することが心配されるためです。当面(1〜2ケ月)併用していただき、少しずつ、ステロイドの使用を控えていただくようにしていきます。アトピー性皮フ炎は根気ある治療が必要となります。じっくり時間をかけて、免疫力と自然治癒力を高めましょう。
2005年09月01日 | 記事ページ
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